大腸内視鏡検査は痛い?麻酔なしの感想と費用や下剤 検査前と後の食事などの注意点

大腸内視鏡検査を麻酔無しで受けてきました。今回大腸内視鏡検査を受けるにあたり、ネットで調べた所、多くの方も大腸の内視鏡検査について疑問や不安の声があることがわかりました。そこで今回は大腸内視鏡検査は痛いのか?麻酔ありなしのメリット、デメリット。心配な費用。どんなものなら食べられるか検査前、後の食事。検査前の下剤を飲みやすくする方法や、大腸内視鏡検査を麻酔無しで受けた生の感想をまとめていきたいと思います。
この記事の目次
大腸内視鏡検査を受けることに
大腸内視鏡検査を受けることになりました。
理由はと言うと、半年ほど前に受けた健康診断の大腸の検査で便に血が混ざっていたので再検査するようにと、通知が届いたため。
実は、血便が出たことは、2年ほど前の検査でもあったのですが、たまたま固くて切れたのだろうぐらいに考え(汚い話ですいません)面倒なこともあって再検査をすることはありませんでした。
実際1年前の検査では、大腸の検査もひっかからずに安心していたのですが、今回の検査でまた便に血が入っているので、再検査するように通知が来てしまいました。
気にはなっていたのですが、忙しいのと面倒なこともあり、今回も再検査をするつもりは無かったのですが、何故か今回は何度も再検査を求める通知が病院から届いたため、なんだか怖くなり病院に行き、大腸内視鏡検査をすることにしました。
大腸内視鏡検査の下剤を飲みやすくする方法
大腸内視鏡検査をする当日、腸の中を空っぽにするため、経口腸管洗浄剤と言うものを飲みます。
いわゆる検査前の下剤といわれるものですね。
病院によっては、大腸内視鏡検査の数時間前に病院に来院し、病院で飲むこともあるようですが、私が大腸内視鏡検査をした病院では、自宅で下剤を飲み腸の中を綺麗にしてから病院に行くというシステムでした。
この下剤、2リットルの水で溶かしたものを2時間かけて飲むという物なので、正直家で飲めるというのは時間的にも助かりました。
なるべく拘束時間が短い方が良いですもんね。
よくこの下剤飲んだ人が言うことは、
「2リットルの水を飲むのがきつかった」
ということ。
酒だと飲めるけど、意外と水2リットルはキツイという人がたくさんいました。
私は普段から水を多く飲む方なので、あまり心配はしていませんでした。
それよりも、朝は普段通りに6時頃に起床したので、腹が減って腹が減って。
下剤を飲む時間の9時が待ち遠しい程でした。
そして、いよいよ下剤(経口腸管洗浄剤)を飲む時間の9時。
マズイマズイと聞いていたのでドキドキしながら飲みました。
が、味はスポーツドリンクをイマイチにしたぐらいのもの。
少しヌルっとする感じが嫌な人にはキツイかもしれません。
私は、あまりそういうことを気にしないのと、お腹が減っていたのでウマーと思いながら飲みました。
一回に飲む量をコップ一杯180ml程度にし、タイマーを13分にセット、約2時間で2リットルを忘れずに飲めるようにしました。
この下剤を飲みやすくする方法ですが、ヌルっとした食感が常温の水だと確かにキツイ。
私はコップいっぱいの下剤を飲むたび、下剤を冷蔵庫にしまい、徐々に冷たくしてきました。
下剤が嫌になってきた頃に、段々冷たくなってきたので飽きずに飲むことが出来ました。
また、この下剤の袋にも注意書きとしてあったのですが、下剤を飲んだ後に家事や軽い運動、お腹を擦るマッサージをしたほうが良いです。
私は、13分おきに下剤を飲んだのですが、その間パソコンに向かっていたため、2時間ほとんど動かずに下剤を飲んでいました。
1リットル程飲んだ頃に気持ちが悪くなりましたし、下剤の効きも遅かったため便意も後から来るようになり、苦しい目にあいました。
下剤を飲む時の注意点としては、事前に2リットルの水を冷やしておく。
下剤を飲みながら、軽い運動をする。
でしょうか。
大腸内視鏡検査の麻酔ありなしのメリット・デメリット
病院によっては、大腸内視鏡検査時の麻酔のあり、なしを選べず、麻酔なしで行うところもあるようですが、私が大腸内視鏡検査を受けた病院は麻酔のあり、なしを選べる病院でした。
そこで、先生から麻酔ありの場合のメリット、デメリット。
麻酔なしの場合のメリット、デメリットを聞いたので、私が聞いた範囲でまとめます。
大腸内視鏡検査を痛み無く行うことが出来ます。
■麻酔ありのデメリット
大腸内視鏡検査が終わった後もフラフラしたり、ボーッとするので大腸内視鏡検査が終わった後も1時間程病院で休まなくてはいけません。
また、病院に来る際も自分で自転車や車を運転して来るのも駄目で、バスやタクシーなどを使っていかなくてはいけません。
まれに麻酔が合わずに、大腸内視鏡検査後に吐いてしまう人もいるようです。
■麻酔なしのメリット
意識がはっきりしているため、大腸内視鏡検査後すぐに帰る事が出来ます。
同じ理由で、車、自転車の運転も出来ます。
大腸内視鏡検査中も意識がはっきりしているため、モニターに写った自分の大腸の中をボーッとすること無く見ることが出来ます。
■麻酔なしのデメリット
個人差もあると言われていますが、痛い人は痛い。
大腸内視鏡検査 麻酔なしの感想
私は、大腸内視鏡検査後に1時間も病院にいるのが嫌なのと、数時間ボーっとするのが嫌で、麻酔無しで検査を受けました。
感想はと言うと、痛い!
正直、痛いと言っても大したことはないだろうと甘く考えていたのですが、結構な痛さでした。
最初のうちは良いのですが、おそらくは大腸が曲がる時に壁に当たるようで、当たる感触がしてとにかく痛い。
あとお腹が張ったような痛みも。
例えるなら、風邪や下痢の腹痛を強めにし、堅いものがお腹で動いているという感じでしょうか?
「麻酔なしでもたいしたことはないよ」と言っていた知人の言葉を信じた自分を恨みました。
「半分来ましたから、がんばってくださいね~」
という先生の言葉に
「マジか?まだ半分?」
と思ったのですが、実は大腸内視鏡検査は一旦小腸の入口まで行って帰りながら大腸の隅々まで見ながら検査していくというもの。
実際はまだ四分の一しか行ってなかったのでした。
何とか検査を終えましたが、検査後もまだ軽い腹痛はありました。
大腸内視鏡検査を麻酔無しで受けた人の話を複数聞きましたが、ある人は今回は痛かったとか、痛くなかったとか言っている人もいました。
また、自分が麻酔無しで大腸内視鏡検査を受けた感じとして、個人差というよりも、検査をする先生によっても、痛い痛くないがあるのではないか?と思いました。
個人的には、大腸内視鏡検査をする場合は、麻酔ありですることをおすすめします。
私ももう一度大腸内視鏡検査をするとしたら、間違いなく麻酔ありで検査をお願いするでしょう。
大腸内視鏡検査 検査前、検査後の食事
大腸内視鏡検査をする前日の食事ですが、3食消化の良いものを食べるように病院で言われます。
病院の売店でも検査前の3食セットみたいなものが、1000円程度で売られています。
わざわざ消化の良いメニューを考えたり、作ったりするのが面倒な人は簡単に済ませられるので良いかもしれません。
私は、イマイチそのセットのメニューがそそられなかったのと、腹もちが悪そうなこともあって、自宅で作ってもらうことにしました。
とは言っても、朝食と昼食は普段通りのものを食べ、夜だけ消化の良いものを食べました。
夜は温かいうどんとちくわ。野菜も消化が悪いので無し。かなり物足りなかったです。
検査後の食事ですが、実は今回の大腸内視鏡検査で私はポリープが2個見つかりその場で切除しました。
そのため、3日間は前日のような消化の良いものをと言われたのですが、
「冗談じゃない。あんな物足りないものを3日間も食べれないよ」
と心のなかで思いながら説明を聞き、帰りにスタ丼を食べて帰りましたが、なんとも無かったです。
まれにポリープを切除した部分を止めたクリップが外れてしまって出血がひどい人がいるというので、この辺は自己責任で。
さすがに怖いので、酒は控えました。
大腸内視鏡検査の費用
大腸内視鏡検査の検査費用ですが、私の場合ポリープが見つかり、その場で切除したため手術費用が追加されたので、3割負担で21160円となりました。
ポリープなど何も見つからなかった場合、6500円~8000円程度のようです。
病院によっても値段が違うようですので、自分が大腸内視鏡検査を受ける病院に事前に聞いたほうが良いかもしれません。
大腸内視鏡検査の感想とまとめ
大変長くなりましたが、今回私が大腸内視鏡検査を受けた事を色々と書きました。
実際に大腸内視鏡検査を受けた生の声を聞いて何か参考になれば幸いです。
私は今回の大腸内視鏡検査でポリープが2個見つかりました。
大腸内視鏡検査を受けても、何も無いだろうとタカをくくっていたので正直おどろきですが、検査を受けておいてよかったと思っています。
今これを読んでいる人の中にも、大腸内視鏡検査を受けようか悩んでいる人も多いと思います。
実際に健康診断を受けて陽性反応がでても、大腸内視鏡検査という精密検査まで受ける人は少ないようです。
仕事が忙しかったり、費用の面で、再検査をためらう人も多いようですが、私は大腸内視鏡検査は受けておいたほうが良いと思います。
実際、何も無ければ、大腸内視鏡検査費用は総額で1万を切るぐらいで受けられますし、仮にポリープが見つかり除去したとしたら、手術扱いとなるため、保険がおりることがあります。
ポリープの除去ぐらいだと、手術だと思わない方が多いようですが、実際は手術なので保険が適用され保険金が受け取れます。
一度自分が加入している保険会社に確認を取ってみると良いかもしれません。
心配しながら毎日を過ごすより、大腸内視鏡検査をしっかりして、安心して毎日を過ごしたほうが良いですもんね。